2010.7.5
裸眼3D市場レポート

シード社が発行する、「3D市場レポート」のVMJに関する記事の一部を、紹介させていただきます。   
  
  
ソフト力強化が普及のためのポイントの一つ。VMJでは国際航業と協力し、グーグルアースの情報を自動的に2Dから裸眼3Dに変換し、より高精細化する画像開発に取り組み、観光 町おこし、不動産販売、建築工事などで使えるアプリケーションの開発に努めている。3Dコンテンツを本格的に製作するのはまだコストが高いだけに、2Dから自動的に3Dに変換するような技術の精度を増せば、大きな需要が期待できる。現在、ほとんどの2Dゲームを、VMJのドライバーをインストールするだけで、3Dゲームに変換できる。市販の2Dゲームが3D化するのですから、画期的な技術と言える。   
  
  
この様に、ただ飛び出るだけの映像デスプレイだけでなく、ソフト、SDK,各種アプリケーションを揃え、「リアルタイムに、インターラクテブに」3Dを活用する技術を持っている。パララックスバリア方式の主要特許はVisuMotion社が申請中も含め100以上の特許を所有しているだけに、他社がこれに追随するのは難しいのではなかろうか?   
  
Visumotion社は、optical valleyと言われるドイツ、イエナ地方に位置し、光学の技術の蓄積した環境のなかで、10年以上の経験豊かな技術者により構成されている。光学レンズのカールツアイス社も同地方で100年以上の歴史を経ている。   
  
  
10年以上前にNECが「魚八景」というハイビジョンディスプレイと熱帯魚などのハイビジョン映像ソフトと組みあわせたシステムを発売、水槽のかわりとしてかなりのヒット商品となったことがある。これの裸眼3D版という形でセガからソフトのライセンスを得て、「裸眼3D魚八景」のような商品も作り上げ大型の65インチで実現している。このようにコンテンツとの組み合わせで、当面、裸眼3Dが伸びていくものとみられる。   
  
  
ハード、ソフトの技術と併せて、コンテンツの重要性は日に日に増大しており、3D映画、スポーツ映像など、有名なメガネ付き3D映像を、裸眼3D化することにも関与している。   
  
  
映画など、メガネ付き3Dを裸眼3Dに変換するには、多くのマンパワーが必要で、コストも高いため中国の大手企業と提携、中国生産で低コストを実現している。どんなにハード、ソフトが良くても、映像コンテンツが良くなければ、3Dは全く意味をなさない。新技術の普及にあたり、「アダルト」の果たす役割が大きいことはよく知られているが、3Dもその例外ではなさそうである。   
  
  
パララックスバリヤー方式には欠点もあり、長時間見ると眼が疲れる、更に輝度が落ちると言うことがある。その両方の欠点を解決する為に、on-off shutter方式を活用、パチンコ、ゲーム、携帯電話などへの応用を進めている。   
  
  
Digital Signageの場合、大型画面を通行量の多い場所に設置、その前を通る人々から2秒から3秒でアイ・キャッチを取る必要性がある為、強いエフェクトがかけてあり、眼に負担になるが、スポンサーの要求により、広告効果を優先したコンテンツを作り上げている。今後期待できる大きなアプリケーションとしては、   
1)パソコンの裸眼3Dに取り組み、開発に成功している。   
2)iPhone, iPadその他、モバイル機器の3D化の開発に取り組んでいる。3Dがインフラとして整備されれば、iPhone, iPadに象徴されるモバイル市場は更に、巨大化して行くものと考えられる。   
  
  

シード社 「裸眼3D市場レポート」より。